夏休み、子供と海水浴・川遊びに行くときの準備

余暇・趣味

7月に入ってもまだまだ梅雨明けしない日々ですが、そろそろ夏休みですね。
夏休みといえば海水浴に川遊び!楽しいですよね!!

ということで、子連れで海水浴や川遊びに行くときに必ず持っていきたいものをピックアップしました!

特にこれまであまり海水浴、川遊びに行かなかったお父さん、お母さんで今年子供と初めて行くという方は必ずチェックして忘れ物が無いようにしてくださいねー!

何に気をつけて準備する?

海水浴・川遊びに行くというとき、何に気をつけるかですが、大きく言うと

・日差しや暑さ対策
・水難
・転倒とケガ

の3つです。

細かく言えば、お弁当とかお金とかありますが、このあたりは普段のお出かけと一緒なので割愛します。
なので、海水浴・川遊びとなったら上記三つを気にして準備していきましょう!

【参考】海と山、怖いのはどっち?

結論はもちろん「どちらも」です。

が、より気をつけたほうがいいのは「川」です。

警察庁の出している水難事故件数では、平成30年の夏は水難事故件数は
(以下 ※「 平成30年夏期における水難の概況 」 警察庁生活安全局地域課 より )
海:401名
川:140名
となっています。
海の方が事故件数は多いのですが、それより気になるのは

・中学生以下の死者・行方不明者
川:7名
海:4名

と川の方が多いのです。事故件数自体が焼く3分の1にも関わらず、死者・行方不明者は倍近く多い状況です。

独身の頃から海水浴・川遊びが好きで毎年よく行ってた筆者の所感では、
・川より海の方が行く人の絶対数が多い
 →なので事故の件数自体が多い
・川より海の方が危険だという認識がある
・川より海の方が監視や管理がしっかりしている(ライフセーバーがいる)
 →管理されているビーチにはライフセーバーがいますし、一定の沖までいくとブイがあってそれ以上いけないようになっています
・川より海の方が流されない
 →ビーチは潮が少ないので放っておいて流されるということがあまりないですが、川は上流から下流へとずっと流れていきます

などはあるのではないかと思います。

特に「川より海の方が危険だと思ってる」というのは、裏を返せば「海ほど川は危険だと思ってない」という人が多いように感じます。
海が危険だと思ってる人は周りでも多いです。子供たちがおぼれないようにしっかり準備している親御さんが多い印象です。

知ってますか?人はひざ下まで水があると、水の流れの速さによって溺れます!
川遊びができるところは水深がそこまでないので大丈夫だろうと思う人もいるかもしれませんが、大人と子供では同じ水深でも危険が違います。

川も海と同様かそれ以上に危険だという認識でしっかり準備していきましょう!

日差し・暑さ対策

さて準備編です。

まずは日差し・暑さ対策からいきましょう!
日差し・暑さ対策も普段のお出かけと用意するものはあまり変わりませんが、特に気をつけたい理由が、普段よりもずっと日差しの下にいる時間が長いということです。

海、川で遊ぶと水遊びや砂遊び、石遊びなどで夢中になって数時間ずっと日差しの中ということも珍しくありません。
普段以上に気をつけて準備していきましょう!

日差し・暑さ対策の準備

日焼け止め(切れないように中の容量をチェック!)

基本だと思いますが、日焼け止めは忘れないようにしましょう。子供の肌はまだまだ弱いですので、長時間日差しを浴びると焼けどしてしまいます><
2時間おきくらいに塗りなおすようにしましょう。

帽子(水に濡れてもいいやつ)

川や海に入っていて体は冷やされるかもしれませんが、頭はずっと日に当たってます。出来れば海や川に入るときも被せたいところですが、嫌がる可能性もあるので、せめて水から出てるときは被るようにしましょう。ちなみに頭皮も日差しで焼けどします。

ラッシュガード

海に入るときようの服ですね。ピタピタのやつです。半そでスタイルのものもありますが迷わず長袖にしましょう。

テントやタープ

海も川も想像以上に日陰が無いです。あっても相当早く行かないと場所取りできません。
その海、川に行きなれていて、どこに木陰があるかが分かってる人なら場所取りもできるかもしれませんが、初めていくところだとそうはいきません。
必ず日差しの中になる前提でテントやタープを持っていきましょう。最近では広げるだけといった設営や片付けが簡単なテントがたくさんあります。普段使い慣れてないかたでも簡単に使えるので、必ず一つ持っていきましょう。基本子供は入ってないですし、休憩場所・荷物置きになるので、サイズは小さいやつで十分です。

冷却タオル(など冷やせるもの)

これは絶対もっていきましょう。タオルじゃなくてクーラーバッグに缶ビールと保冷材を少し多めに持っていくでもいいです。
どんなに気をつけていても、海や川に興奮している子供が熱中症になってしまう可能性もあります。子供がちょっとでも具合悪かったり、身体や頭に熱を感じるときはすぐ冷やしてあげましょう。
冷やすときは、まず頭。おでこ、後頭部です。更に身体全体が熱い場合は脇やみぞおちを冷やしてあげると熱が下がりやすいです。

水分

言わずもがなだと思います。特に気をつけたいのが、裸で外で遊んでいると、汗をかいてもすぐ乾くので、本人が汗をかいてる実感がないことがあります。
自分の実感よりも相当の汗をかいてますので、定期的な水分補給は忘れずに。
水分補給は常温の水がいいです。冷たい水を飲みたくなりますが、冷たい水は胃の中で体温に近づくまで滞留しますので、常温の水を飲むようにしましょう。

塩分

水分補給を気をつける人は多いですが、更に気をつけて欲しいのが塩分補給です。
ご存知のとおり汗には塩分が含まれます。ですので、汗をかくというのは水分と塩分が排出されている状態です。水だけで水分補給すると塩分不足になってしまいます。
たいていの場合食事や間食で取る塩分で十分なのですが、大量に汗をかいてるときはそれだと塩分が足りなくなる場合があります。塩分チャージのタブレットや飴などもありますので、塩分をいつもより多くとることを忘れないでください。

水難対策

次に水難対策です。
冒頭でも記載したとおり、ひざ下まで水があると人は溺れます。
また、過度な運動や冷え、塩分不足などで足がつったり、周りの人と衝突してしまって想定外に水の中に入ってしまってパニックになることもあります。

毎年夏になると悲しいニュースが流れますが、川の場合、一見穏やかな川に見えても、上流でスコールがあれば、突然の鉄砲水で激流ということもあります。

水は本当に恐ろしいです。
楽しいはずの海水浴・川遊びが一瞬で悲しい日になることがありますので、水難対策については準備のしすぎということはありません。

水難対策の準備

ライフジャケット

個人的には必須アイテムです。よくバナナボートとか、シュノーケリングツアーとかで沖に出るときに付けるやつですね。
そこまで必要?と思う人もいるかもしれませんが、もし子供が大人から離れて水遊びをする瞬間があるなら絶対付けておくべきです。

川遊びをしてい鉄砲水がもしきたら一瞬です。来てる事に気づかず鉄砲水にあたってしまったら、抱っこしていた子供でさえ離してしまうことなるでしょう。

こどもの命を守ることを第一優先にライフジャケットは必ず付けましょう。
ライフジャケットは、帰り道に結局要らなかったねってなるくらいがいいんです。

ライフジャケットという聞くと、オレンジ色の分厚いものを想像するかもしれませんが、最近は子供用のかわいいデザインで、厚さもすっきりしていながら浮力十分なものが売ってます。
ぶかぶかなものだと水に入ったときにジャケットの浮力で身体が抜けてしまうこともあるので、必ずサイズの合ってるものにしましょう。

水難防止はライフジャケットを常時付けておくに尽きますが、親御さんの気をつけるポイント二つ紹介します。

大人がいつでも泳げるようにしておく

ライフジャケットを付けていても、流されてしまうこともあります。
万が一のときにすぐ駆けつけて、助けられるようにしておきましょう。

出来れば泳ぐ格好のままでいるのがベストです。T-シャツ一枚ならと思うかもしれませんが、それで泳ぎなれてない人がT-シャツ着て泳ぐのは本当に大変です。水を吸って重たくなりますし、水の抵抗になって思うように進みません。

学生時代水泳部だった友人でさえ、T-シャツを着て泳ぐのはしんどいと言います。

常に子供から目を離さない

当たり前のことですが、これに尽きます。
うちの子は泳ぎが得意だから大丈夫とか思わないでください。プールと海・川は全くの別物です。

波や流れがある、深さが一定じゃない、水中に生き物がいるなど、プールにはないイレギュラーなことがたくさんあります。

いつ子供が何に巻き込まれるか、パニックになるか分かりませんので、水に入ってる子供から目を離さないでください。

鉄砲水の可能性を調べる方法

鉄砲水は上流で降ったまとまった雨によって引き起こされます。
降った場所によっては一晩かけて到着することもありますので、当日いい天気だとしても突然訪れることもあります。

川遊びをする際に、キャンプ場など管理者がいる場所に行く場合は、その管理者に鉄砲水の危険がないか聞いてみましょう。
危険が高い場合は聞かなくてもそもそも川遊びが禁止されてることもありますが、危険について掲示されてる可能性もあります。
上流の天気やそれにより鉄砲水の可能性や水かさが増える可能性などを聞いておきましょう。

管理者の方々はよりいっそう周辺の天気について調べてますので、昨日だけではなく当日スコールの可能性がないかも教えてくれます。

更に心配な方は、定期的に天気情報をみましょう。1時間に1度くらいが目安かと思います。
最近は実際の雨量を見れるアプリがありますので、上流にスコールがきていないか、先1時間来る可能性がないかを確認しましょう。

何度もいいますが水難防止は準備をしすぎることはないです。
上記以外にも気がついたことは全部やってください。

転倒とケガ

海も川も足元が平地ではないところが多いので、子供が転んでしまう可能性があります。
岩場だったり、ビーチにも貝殻だったりと転んだらケガするものが足元にあります(時に割れたガラスがあったりします。悲しいですがマナーの悪い人がいることも認識しておきましょう)ので、転倒しないよう、もしくは転倒してもケガを最小限に収まるよう準備しておきましょう。

転倒とケガの防止の準備

マリンシューズ

普通の靴やサンダルではなく、マリンシューズを履くようにしましょう。
どんな場面でも、靴は専用のものを履くのが大切です。

マリンシューズは濡れても重くならない、乾きやすい、岩場などで滑らないといった海や川などの水場で履く様に作られています。

子供はまだまだ歩くのが苦手です。ちょっとした足ものとの変化で転んでしまいます。
ふだんの靴やサンダルでは水を吸って重たくなってしまい、その重さになれてないがゆえに思った以上に足が上がらずつまずいてしまいます。
履きなれているも大切ですが、いつものサンダルではすべりやすいですし、肌が露出しているとちょっと踏み外しただけで、岩や貝で足を切ってしまうこともあります。

また、濡れることを想定していない靴は乾くのが遅いです。濡れた状態の靴を履き続けていると、体温をどんどん奪われてしまい、急に寒くなることもあります。

海や川に行く際には、子供だけではなく、大人もマリンシューズを履くようにしてください。

マリンシューズと同様にマリングローブというもあります。
文字通り海用の手袋です。こけたときに手をついても怪我を防止できます。
しかし、手が自由に使えないというのもまた子供にとっては危険な側面があります。悩ましいところですがトータルで見たときに個人的にはマリングローブは不要と考えます。

ファーストエイド

ちゃんとマリンシューズを履いていても、長袖のラッシュガードを着ていても、それでもケガをしていまうことも想定して準備しておきましょう。

消毒液、絆創膏、ガーゼとテープがセットになっているもの(濡れても大丈夫なもの)は必ず持参していくようにしましょう。

万が一に備えて、お父さんお母さんが止血のポイントを整理しておくと、切ってしまったときも慌てずに対処できるのでお勧めです。

お子さんがケガをしたときに大切なのは大人が慌てないこと。
どんなに大人が慌てても、心配してもケガがよくなることはありません。
大切なお子さんがケガをして、感情的になる気持ちは分かりますが、冷静に淡々と処置をする、もしくは救助を呼ぶのが、お子さんを助ける最短の方法だと理解しておきましょう。

ポイズンリムーバー

虫に刺されたときに、毒を抜くために機材です。形状は色々ありますが、注射器のような形をしていることが多いです。

虫に刺されたところに専用の口を当てて、注射器とは逆に引いてしばらくそのままにすると、血と共に毒が抜けていきます。

虫に刺されたとき、時間が経てば経つほど毒は傷口から奥に入っていってしまうので、どれだけ早く毒抜の処置を出来るかが大切です。
口数よりも強く吸えますので、いざという時のためにポイズンリムーバーを持っていくといいでしょう。

いかがだったでしょうか?
こうやって準備準備と考えると怖くなってしまうかもしれません。心配させてしまい、海水浴・川遊びやめようかなと思わせてしまったらすみません。

海水浴も川遊びも大好きな私としては、本当に楽しいので是非ともお子さんを連れて遊びにいって欲しいですし、実際気をつけていれば危険にあうことはほとんどありません。

ただやはり自然の中に入っていくので、万が一を想定して準備をしておくことに越したことはないので、しっかり準備して行って下さいね。

ほとんどの方がそうであるように、みなさんの海水浴・川遊びがただただ楽しい一日になることを祈っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました